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誰も払いたくはないものだけれど

EUの財政がよくなるかどうか不明だが、どこも財政難の問題を抱えている。
他の国を補助するにも出すお金も必要だし。

さて、フランスの場合。
フランスの所得のトップ6、すなわち一番たくさん所得税を払うべきトップ6は、「誰もフランスに住んでいない」。
住所はベルギーかスイス。
理由は簡単だ。
そちらの方が所得税が安いからだ。
しかも、フランスのすぐ隣。
行こうと思えばすぐだし、フランス語圏なので、言語に不自由しない。
脱税しなくても、フランスに住むより安い税金ですむのだ。

もちろんベルギーもスイスも、こういう人物は大歓迎だ。
よそで稼いできて、自分の国で税金を納めてくれるんだから。

別にトップ6に限らず、所得の多い金持ちはほとんどフランスに住んでないんだろう。
所得が多くても住んでいるとすれば、政治家。
さすがに彼らはよその国に所得隠しはしていても、住所まで移すことは職業上しない。

フランスとしてはフランスに税金を還元してほしいわけだが、それがよその国に出て行ってしまう。

一方で、貧乏な人たちはどうか?
フランスは手当の厚い国だと言われる。
子どもを生むと補助も出るし、税金なども安くなる。
他にも貧乏人には手厚い国だ。
EUになって、これを求めて前よりいっそう他の国から貧乏人はやってくる。

これは個人だけに収まらない。
企業なんかも税金が安い国に本拠を移す傾向がある。
特にネット産業などは。
一方で零細は補助のある国がいい。

たくさん税金を払うべき人はよその国に出て行き、補助や税金が安くなる人ばかり増える。
では、どうするのか?
いわゆるフツーの人、中間から取り立てることになる。
こうして、一番たくさんいるべきフツーの人、中流階級が減っていき、格差が広がるだけ。

別に新しい話ではないが、「国」という線引き自身に問題が出て来るんだろう。
それで「EU」というものを作ったわけだが、う〜んこれからどうなるのか?
課税や補助のやり方をEU共通にしてしまえば、理屈としてはマシになるはずだが、何を基準に統一するか?

そうなったらそうなったで、EUではないスイスやモロッコやに出て行くだけなのかも?

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