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ニホンの「ニセモノ」エシャロット

エシャロットとは、パッと見、小さなたまねぎ。→コチラ
英語ではシャロット、という。
味はちょっとネギっぽい感じでよく薬味に使う。
みじん切りにしたエシャロットをきつね色に炒めると、たまねぎとはまた違った味になっておいしい。

このエシャロット、アジアでもニホンを除いては広く使われていて、中華やタイ料理なんかでも入っている。
ところが、ニホンに行くと、いきなりこれがラッキョウになる。
けっこうびっくりしたが、顛末はWIkiに詳しかった。→コチラ
「エシャロット」という名前がおしゃれだと思い、ラッキョウにその名を付けて売り出した、ということだそうだ。
これによると「エシャレット」と付けたように書いてあるが、実際にGoogleの画像検索で「エシャロット」と入れると、商品も含めてラッキョウがどばどば見つかるので、実際には「エシャロット」で出回っている。
あまりにも見た目も味も違いすぎる素材なので、同じ料理にならない。
たとえていうならば、フランスにまだDaiconというものがないので、エキゾティックな名前だと思ってにんじんにその名を付けて売り出した、みたいなものである。

ニホンはけっこう「えせもの」にうるさい。
こっちで中国人とかがやっている日本料理屋を「エセジャポ」というだけでなく、「こんなものが日本料理だと思われてはたまらない」とか、憤慨している人もけっこういたりする。
たいていわさび抜き、中国米(香りがする米)で作っていて、安いけどあまりおいしくはない。
また、カリフォルニアロール的なものもよく見る。
だけど、それはそれ、不当な表示でも、憤慨するような問題でもないような気がする。
ニホンだって、ガイコク料理をいろいろニホン風にアレンジしているのだから。
ところが、アレンジされた日本料理に信じられないほど「ニセモノ」「エセ」と拒否反応を示す日本人たちも、モノが外国製品になるとどうでもいいらしい。

これが通るなら、ガイコクで「Maguro」という名前の牛肉とか「Toro」という名前のイカとか、全然問題ない、ということになる。
それも「ニホンに存在する別のものの名前と知って、付けた」。
その上、寿司屋で「これがニホンで食べるMaguroだ、Toroだ」と多くの人が信じ込んでいたら?
きっと、憤慨する日本人もいるのではないだろうか?

実際、日本人はこのラッキョウをフランス料理で使うエシャロットだと思っている人も多い、というあたりで、すでに問題だと思うんだが。

それにしても、ホンモノのエシャロットは、他のアジアでは自国料理に普遍的に使われているのに、なぜニホンにだけないんだろう?

というわけで、ニホンのエシャロットはリッパなにせもの。
フランス料理だけでなくアジア料理でも、ラッキョウを放り込んで「これが本場の味」とかになってる可能性もあるかも。

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コメント

らっきょうを食べていたのか・・・。

>そう。
なんか別もの。
ちょっと紛らわしすぎるネーミングだよね。
本物のエシャロットは、英語のページの説明によると、もともとはアジア由来の植物で中近東からヨーロッパに広がったらしい、と思われているので、日本に無いのが不思議。

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