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嗜好の変化は身体のせいかも?

昨日、書くのを忘れて寝てしまったので、今日は2つ目。

この週末冬時間になってから、朝起きるのも微妙につらいが、11時なのにお腹がすいてしょうがない。
体内時計、あわせるのに数日は必要か。

ひさびさに会った人に、「痩せた?」と聞かれた。
さすがに夏バテの痩せは回復したと思っていたが、年のせいか顔がやつれたままなんだろうか?
うるうる。
っていうか、これだけ食べていて、痩せるわけが無いだろう。
大して太っていないのは、たまたまそういう体質なだけである。
職場のフランス人にはBMI値30を楽勝で越える100キロ級の太った女性が数人いて、最近ダイエットが流行っている。
このクラスになると10キロ単位で体重がすぐ変動するので、かなり見応えがある。
が、その横でラザニアとチョコとアイスとマンゴを食べている私は、かなり嫌みなのかもしれない。
それにしても、日本よりミートソースも肉たっぷり、ベシャメルソースもたっぷり、上にチーズもたっぷりなフランスのラザニアやカネロニは、食べだすと止まらない。
こういう時に、トータルカロリーがどれだけあるか、なんていう、野暮な事は気にしてはいけない。


ラーメン系と焼きそば系、どちらもおいしいと言われたら、どっちを取るだろうか?
ようは、スープ麺系か、スープの無い麺がいいか、どっちが好みか、ということだ。
私は「焼きそば系」。
ただし、酒を飲んだ後はラーメンがいい。

フランスにあるベトナム料理で有名なのは、「フォー」と呼ばれるラーメンに似たスープ麺と、「ボブン」という名の細い米麺主体のスープの無い麺がある。
私に取っては基本はボブン。
イタリアンのパスタはスープ無いものが当然基本だけど、アジア系でもスープ麺にはどうしても食指が延びにくい。
だが、この好み、一時期全く違っていた。
ボブンよりフォーが大好きだったのだ。
単に、好みが変わった、のかもしれない。
ただ、私の場合、それだけではなかった。


実はパリに暮らし始めてからしばらくの間、とにかくスープ類やラーメン類といった、汁の多いもの、水気の多い食べ物を、日本にいた頃よりも好んで食べていた。
肉をただ焼くより、煮込んだもの。
水気の少ないパンより、茹でたパスタ、といった具合だ。
そして、その当時は「ボブン」より「フォー」だった。
クスクスというスープをかけて食べるアラブ系の料理でも、やたらスープをかけて食べていた。
アジア料理もしょっちゅう食べに行き、ラーメン類もあさっていた。
やたらラーメン類を食べたくなるのは、きっと遠くに住んでいるゆえのノスタルジーかもと思っていた。


さて、フランスに来てしばらくして、滞在許可証のためまた健康診断を受ける必要があった。
職場でも健康診断がちょうどあったりで、なんでこうめんどくさいのだろうと思いつつ、行った。
視力検査とか問診とかメインで、体重測定、レントゲン(これはガイジンが結核とか持ち込んでいないことを調べるためだろうと思う)と尿検査くらいしかなかったような気がする。
(血液検査を受けた記憶は無い)
・・・結果はバッチリ「健康」。
最後に医者の先生と結果の報告を聞くため話をするのだが、そのとき先生は「何にも問題ない、ただ・・・」と、私の顔を見つめつつ、言った。

「どうもずいぶん尿が濃いから、水分の取り方が足らないのだろう。もっと気をつけて水を取りなさい」

私は別に水をあまり飲んでないとか、足りて無いという自覚は無かった。
ただ、「水分は、日本と同じような感じで取っていた」。

しかし。
パリは湿度の高い日本よりずっと乾燥している。
洗濯物が室内でもすぐ乾くような国だ。
この中で暮らしていると、「お肌が乾燥する」。
だが、乾燥するのは肌だけでなかったのだ。
中身も乾燥していたのである。

水分というのは、ちょっと足りなくても、身体はそれにあわせて尿を濃くし、余計に水分が失われないよう調整する。
なので、言われるまで気がつかなかった。

パリの水道の水はハッキリ言ってまずい。
フィルター式ので通しても、そのまま飲むにはおいしくなく、コーヒーや料理用。
ミネラルウォーターは安いが、「重い」。
エレベーターもなく、6階にあたる最上階屋根裏に住んでいた私は、最低限の水しか買わなかった。
コーヒーはがぶがぶ飲んでいたものの、利尿効果があってあまり役に立たなかったのだろう。

でも、医者に指摘を受けてから、気をつけて水分補給をこまめにするようにした。
重いミネラルウォーターもまじめに買った。
フルーツもけっこう食べるようにした。
これで水分補給は、劇的に改善された。

そして、たったそれだけで、食の嗜好も変わった。
変わった、というより、戻った、と言った方が正しいだろう。
つまり、ちゃんと水分が足りていれば、やたら水気の多そうな食べ物がむやみにほしくはなくなったのである。
第一、お店の洋風スープにせよ、ラーメンのスープにせよ、塩分もすごい。
以前は、とにかく身体が水分を欲しているものだから、水の見えるものをやたら食べたいと感じていた。
水がなければ、海の水でも飲みたくなる、というのと同じような感じである。
が、実際はそこに含まれる塩分でまた「乾く」という、悪循環を繰り返していたに違いない。

とにかく、それが過ぎると、食の嗜好が戻るとともに、乾燥してパリパリのあられやせんべいのおいしさも再発見した。

さて、日本にいる人にはこんなことはあまり関係ないだろう。
だが、パリに暮らしている日本人には、知らないうちに水分不足の人もいる可能性はある。
尿検査を受けても正常ならば、「濃すぎる」なんて親切なアドバイスをしてくれる医者は、それほど多くはない。
日本と同じようにしているので、問題ないと思っている。
ただ、大したことないはずのラーメンが、日本で食べるよりやたらうまいと感じたら、割と要注意だと思う。
乾燥した地域にいる人は、水分補給は意識してこまめに取る方がいい。
身体に何の異常もなくても、知らず知らずのうちに負荷はかかっている。

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コメント

経験的には感じてましたが、純粋に水分補給が足りなかったわけですね。なーるほど、と腑に落ちた気分です。

>ebiさん、コメントありがとうございます!
あまり同じ体験した人がいなくて、みんなはちゃんと水を飲んでるのかなと思っていました。
それとも気がついてないだけかも?
自分の食の嗜好が変わった時は、何かあるんだと最近は思っています。

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