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日本で高級チョコが高いワケ

私が今一番はまってるパリのチョコレート屋さんは、Jean-Charles Rochoux(ジャンーシャルル ロシュー)という。

今日は買いに行ったら偶然そこのシェフが出てきて、私とおしゃべりしてくれた。
やった♪ パリの超有名ショコラティエとお話した〜(笑)
(って、彼はかなりおしゃべりでどんどんしゃべってくれたんだけど)
日本はとてもフランスの食とモード関係の事に敏感。
そのせいか、私が店を見つけた頃には、もうとっくに日本から「ぜひうちでも」という話があったそうだ。
フランスではパリの本店しか店がナイ。
なのに日本では、東京や大阪で出てるらしい。
話によると「ダイマルとかイセタン」と言っていた。
日本はすごい。
この人の店は決して大きくない。
全部そこで自ら手作りしてるから、数に限りができる。
(むろん、一緒に働いている人はいるだろうけど)
メゾン・ド・ショコラやジャン・ポール・エヴァンのようにチェーン店にはしたくないそうだ。
別のところで工場のように作って売るのはイヤだという、ポリシーから。
確かに有名なところは、本人はもうほとんど作ってないだろう。

で、なんでも日本人のパティシエ(ケーキ職人)で、毎週のように自分のケーキの味見をしてほしいとやってきていた人がいたそうだ。
その人は今はいろいろな事情から日本にいるけど、その人がきっかけとなって日本にもつてができた、という。
彼の店には賞味期限の短い生チョコ(とりゅふ)から、数ヶ月保つチョコまでいろいろ。
そして、日本のチョコの値段に驚いたという。
そりゃ、手作りチョコだし、原料もぐぐっと厳選した高品質のカカオを使っている。
だから、機械で作るスーパーのチョコのように安いわけはない。
それでも、フランスに比べてあまりにも高いという。

日本でなぜ高いのか?
彼の店のは全部フランスで作っていて日本に送るわけだから、輸送費が高くつくのは仕方がナイ。
だけど、多くのチョコレート店は日本にも工房を持っていて、そこで作っている。
それでも高い。

原料のカカオ(つか加工前のチョコ)が高いから?
シェフが言うには、今ではフランスでも日本でも、原料は全く同じ値段で売ってる、そうだ。
・・・。
日本で作ってる高級チョコ屋はかな〜り暴利をむさぼってる、ということになる。
その理由は、「Godiva(ゴディバ)」にあるのだそうだ。
日本に初めて入った高級チョコは「ゴディバ」。
これがフランス人の感覚では、たとえ高級チョコでも「高すぎる」。
そして、日本ではその高いゴディバを基準にした価格設定がされている。
ために高いのだそうだ。
高くしておけば高級そうに見えるし、高級だからこの値段でもしょうがないと、日本人は思うんだろう。
フランスには伝統的においしいショコラティエ(チョコレート屋)があるし、そんな値段にはならない。

「ところが」
シェフが言うには、「生チョコは日本の方が安い」。
手間ひまもかかるし、非常に繊細で賞味期限も短いこの生チョコの方が、「高い値段にできない」と言われるそうだ。
これはけっこうシェフには衝撃だったらしい。

その理由はチョコレートの扱いにあるらしい。
高級チョコはたいがい「ご贈答」に使われる。
ケーキと違って「生もの」というイメージが低い。
ケーキは「生もの」だけど、チョコは買い置きできるもの、という扱いなんだろう。
そこで「買ってすぐ食べてほしい生チョコ」は高くできない、らしい。
もしくはゴディバにないから、価格設定が低いのか。

パリのこの店では、土曜日だけの「生のフルーツを使った板チョコ」がある。
生のフルーツを使っているので、2日以内に食べてほしいという特別チョコ。
これは日本には入ってないし、おみやげにはできないけど、パリに来る機会があったらぜひぜひ。
おみやげには、小袋入りのアーモンドチョコ(これがやたら絶品、他の店とぜんぜん違う)とか、薄い丸いチョコにカカオのつぶつぶが入ったヤツとかがいい。
板チョコもおいしいので、自分用のストックにぜひ。
これらは数ヶ月はもつそうだ。
もちろんガナッシュの入ったボンボン(とこちらでは言ってる)タイプもいろいろある(3週間もつとのこと)。

それにしても、なんとなくチョコ作ったりケーキ作ったりしている職人さんは、繊細で気難しい、というイメージがあったのだが、優しい人でやたら感激。
惜しいと言えば、興奮していて写真を撮り忘れた事か(笑)。

シェフがいろいろとしゃべってくれた間に日本人の観光客が3人ほど、そして英語をしゃべる人(アメリカ人じゃないけど、どこの人かわからない)が1人やってきた。
さすがに土曜日。
そして、フランス語がわからないようなので、簡単に説明してあげたり。
お店の人は英語が片言なので。
日本語と英語なら普通の会話くらいならできるし。
(って日本語ができなかったら困るが)
けっこう楽しかった。

ちなみに今日土曜日はりんごをバターでキャラメリゼ(煮焼きした感じ)したものをチョコに封じ込めたもの。
甘いけど、おいしい。
これからフランボワーズとかチェリーとかも出てくるという。
春が待ち遠しい♪

ネットサーチするとこの店の事はいっぱい出てくるし、雑誌にも紹介されているらしい。
でも一応念のため、
Jean-Charles Rochoux
16 rue d'Assas 75006
ボン・マルシェ(Bon Marche)というデパートから近い。

願わくば、あまりにも有名になりすぎて、買いたくても買えない、ような状態にはなりませんように。

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